2007年8月24日金曜日

京都・嵯峨野の化野念仏寺で「千灯供養」始まる

京都・嵯峨野の化野念仏寺で「千灯供養」始まる

 京都・嵯峨野の化野(あだしの)念仏寺で23日、無縁仏の冥福(めいふく)を祈る「千灯供養」が始まり、境内の「西院(さい)の河原」にある約8000体の石仏、石塔にろうそくがともされた。24日も行われる。

 この日は、暑さが一段落する「処暑」。京都市の最高気温は9月上旬並みの29・8度と連続23日の真夏日がストップし、訪れた人々は秋の気配漂う境内で、揺らめく炎に手を合わせた。

 化野は庶民の風葬の地とされ、明治時代に地元の人々が無縁仏を集めて供養したのが始まりとされる。

(2007年8月24日 読売新聞)


化野念仏寺

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は、京都市右京区の嵯峨野にある浄土宗の寺。化野は、鳥辺野(とりべの)と並ぶ平安京以来の風葬の地である。

起源と歴史
弘仁2年(811年)、空海が五智山如来寺を建立したのに始まるとされる。法然が念仏道場を開き、念仏寺となる。本尊は阿弥陀如来像(寺伝に湛慶作というが実際の作者は不明)、本堂は江戸時代の正徳2年(1712年)に寂道により再建されたもの。境内の約8000体という夥しい数の石仏・石塔は、明治36年(1903年)頃に、化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたものである。

行事
千灯供養 - 地蔵盆の時期、8月23日、24日に行なわれる。

所在地
京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
公式URI:http://www.nenbutsuji.jp/

交通アクセス
「清滝行」京都バスを「鳥居本」バス停で下車、徒歩5分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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